平成29年10月15日、
kuriya での8回目の料理教室は、
「かぼちゃと落花生を楽しむ時間」~ガールアグリ 雪の浦の畑から~
menu は、
〇かぼちゃと落花生の味噌ピザ
〇かぼちゃと落花生のスープ
〇かぼちゃクリーム
〇かぼちゃのケーキ でした。
かぼちゃの一番シンプルなペーストと、茹でた落花生、炒った落花生が主役で、
それぞれに展開していく次第です。
今回決定した menu に向かって、練上げていくのですが、
行ったり来たり横道にそれたりしましたが、
雪の浦の畑を信じられることが何より力になりました。
実は、かぼちゃは時期のタイミングが少し遅れてベストでありませんでした。
確保していたかぼちゃがどんどん傷んでいき、その都度、
「これくらいでも大丈夫だ」
「これなら何とでもできる」
「でもぎりぎりだなぁ」な日々。
甘く濃い風味をベースとしがちな思考を消し去り、
目の前のぎりぎりのかぼちゃと向きあっていると、
素直なすっきりした味わいと綺麗な黄色、たっぷり水分を持っていて、
やはり魅力的なかぼちゃだなぁと思い至りました。
かぼちゃクリームは、そこから生まれた menu です。
ハチミツと混ぜるだけなのですが、素直な味にすごく感動しました。
そんな気持ちが伝わったのかどうかはわかりませんが、
kuriya のスタッフの方が、「あのクリームを作りたい」と、
言ってくださっていると聞いたのはじんわりと嬉しかったです。
落花生も2週間乾燥させていたので、味わい深くなりました。
昨年の教室で、
「作っているものの目指すところの味がわからない」
「わけが分からない」(数値化しないことにこだわりすぎたため)
とのご意見には、味見本を用意しました。
「すごく面白かったです」
とも言っていただけたので、もっと楽しんでいただけるよう
作業時間をシンプルにし、時間をたっぷりとれるように組み立てました。
かぼちゃの皮は今回は使用しない予定でしたが、
皆さん自ら千切りにして、炒った落花生といっしょにスープにトッピング
されていました。
上手に薄く剝いたものは少し苦く、実を残した皮が美味しいことを発見
したりする様子を嬉しく見させていただきました。
こうして、ちっとも完成しない料理教室をさせていただいて、感謝いたします。
参加者の皆さん、kuriya の皆さん、ありがとうございます。
平成29年10月22日、
ハルピザとのコラボでは、三回目の一人芝居、
掌の劇の成長を共有した時間でした。
アフタートーク時、机と椅子を輪にしてサンドイットやスープの軽食を
とりながら、この芝居に15名の参加者がそれぞれ人生のかけらを
絡めていました。
今回から、「掌通信」を配布してくれましたので、
酒井夏樹さんの所信表明を記録しておきます。
22歳の今を正直に語っていると思います。
~所信表明~
周りに気を遣って、目にみえないものにも怯えながら自分を押し殺し
て窮屈な思いをしている人を見ると胸が苦しくなります。
私も同じだからです。
日々は閉塞感の中にあって、苦痛と感じる時間の方が多いです。
そんな私が自分を自由に出来るのが台詞を口にしている時と、
歌を歌っている時です。
芝居と歌は一見枠があって制限されたものですが、
私を世俗や体裁といった下らない柵から解放してくれます。
未だ心を自由に出来なくて苦しい思いをしている人が私の自由を見て、
重たい荷物を少しでも下ろすことができたら幸甚です。
半分でも荷物を持たせて貰える人間に私はなりたいです。
●今回の芝居について●
今回の作品「マリア」は、Twitterで人間観察をしていた際どうしても
自分の容姿に納得がいかない人を見付けて、その人から思いつきま
した。その人は写真で見る限りとても美しかったのですが、「自分の
顔マジ無理死にたい」といった具合のつぶやきを頻繁にされていてと
ても不思議でした。
近年若者に蔓延る”顔面至上主義”とでも形容したくなるような考え
方に疑問を持っていたので、彼等彼女等の誰かと比べて過ごす勿体な
い人生を描いて、自分と向き合える内容の作品を作りたいと思いました。
これは自分に向けたメッセージでもあります。
私自身も幸福をひけらかした人間を見ると胸糞が悪くなるタイプだからです。
他人を羨む時は自分が見えていないんですよね。
「マリア」は喜劇なので笑いながらお楽しみください^^
井出果樹農園の唐辛子畑
井出家の方々指導のもと、
JAF会員の皆さんと作った、今年のゆずごしょう。
柚子は、通常の10倍入っているそうです。
香りが最高。
雪ノ浦の畑、ガールアグリから今年はごぼうがたくさん届きます。
天ぷら、干しごぼうのピザ、ごぼうのポタージュなどに。
不思議発見は、ポタージュ。
翌日は、ちょっと泥くさくなるごぼうが、
ポタージュだと数日間ごぼうの香りでした。
やっと、産直に並び始めたレモン。
早速、大好きなレモンのポテトサラダを。
丸ごとピーマンも、続いています。
肉厚のこどもピーマンで。
生地とトマトソースが、オリジナルのピザ。
ハルピザの始まりは、これだけだった。
大事にしたいって、思ってます。
これからもよろしくお願いいたします。
最近、いつもの冷凍ハルピザを、
見直す作業をしている。
「焼きトマトのピザ」には、
ピーマンやベーコンものせていた。
赤を引き立てていたピーマンのグリーンは、
焼きトマそのものを引き立てるパセリかセロリのみじん切りに。
ベーコンはやめて、トマトの数を増やした。
ここ数年作っていなかった、
「干しごぼうをのせたピザ」は、味噌ピザで。
味噌ピザには、柚子こしょうを入れるのがお勧めではあるのだけれど、
干しごぼうの風味を出すには、味噌だけの方がいい。
この干しごぼう自体を作るのが大変で、しばらくやめていた。
久しぶりに、雪ノ浦の畑からのごぼうを見ていたら、
何やら衝動的にしゅっしゅっと削り始めて、
土砂降り雨が続く中、3日間窓辺で干した。
ちゃんと、カラカラと干し上がり、
試食した冷凍ピザも、納得感を持てた。
風に飛ばされないように心配しながら、
天日に干さねばという決まりがなくなって、
楽しくなった。
そうなると、作業は勝手に始まって、
人参をひたすら天ぷらに。
これは、菜種油で揚げたらさっぱりと美味しかったという前日の嬉しさと、
退院してからはちょっと大変な母が、
いつも人参が食べたいと言っていることと、
つながっている気がする。